2月も今日で最終日です。
寒い日が続き、大阪狭山でも久しぶりに雪が積もりましたが、最近は日中少し暖かい時もあり春の訪れを感じます。

バレンタインデー先日のバレンタインデーでは、スタッフの皆から往診用のバッグとお菓子をいただきました。
皮膚科でも、要請があると往診に行く事があります。今月から早速、使わせて頂いております。
皆でプレゼントを何にしようかと相談してくれたのかと思うと、とても嬉しいです。
日頃からクリニックのためにと頑張ってくれているスタッフには感謝しかありません。

さて、今回は【掌蹠膿疱症】についてです。
難しい漢字ですが、「しょうせきのうほうしょう」と読みます。

【掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)】

【掌蹠膿疱症】は手掌足底に対称性の無菌性膿疱を形成し、慢性に経過します。
喫煙、細菌感染(扁桃腺炎)、齲歯、歯科金属アレルギーなどが原因として関与する場合があります。
また胸肋鎖骨間骨化症や全身の関節炎をきたす場合があります。

症状は手掌の母指球部、小指球部、足底の土踏まず部に小水疱がたくさんでき、膿疱化し、時に癒合します。症状は長くつづきます。

原因として、完全に解明されていませんが、扁桃炎、齲歯や歯科金属アレルギーなどが誘因である場合もあります。また長期喫煙者に多いです。

治療は禁煙で改善する場合もあります。また背景となる病巣感染の治療予防も大切です。
歯科治療、扁桃摘出、咽頭炎の加療などで改善することもあります。

掌蹠膿疱症の治療その上でステロイド外用、ビタミンD製剤外用をしていきます。
その他には紫外線療法、ビタミンA製剤内服、メトトレキサート内服、シクロスポリン内服などもあります。また最近は抗体製剤なども治験中です。

気になる症状のある方は、お気軽にご相談ください。